クラウド会計

クラウド会計とは

クラウド会計
一言でいえば、会計処理をインターネット上で行うことです。

会計帳簿を作成する場合、今までは、お店で購入した会計ソフトを自分のパソコンにインストールしそのパソコン内部で記録・管理していました。

一方「クラウド会計」は、会計ソフトのインストール等は一切不要で、代わりにインターネット上のサーバー等を利用して日々の記録作業を行います。

データはサーバー上に保存されるため、利用者はネットワーク環境さえあればどこでも使用(記録・管理)することができます。
インターネット上にめぐらすネットワークの雲(クラウド)の中で情報を管理するといったイメージです。
データの保存先がクラウドのため、パソコンのみならずスマホやタブレット端末等で、どこからでもアクセスすることができ、紛失や盗難の恐れがないことや、コストの削減等が見込まれます。

特筆すべきメリットとしては、金融機関の取引明細を自動仕訳してくれたり、SuicaなどのICカードと連携できるものについては交通費の入力作業なしで記録することも可能であるといった多様性が挙げられます。

しかし、逆に言えばクラウド会計を使用する際のIDやPasswordが分かればどこからでも情報を閲覧できるため、セキュリティ面をしっかりと強化することが大切です。

これからの時代どうなるか?

AI(人工知能)などの研究を行っている英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が2013年に発表した論文「雇用の未来」では、今後10~20年程度で、50%近くの仕事がコンピューター技術によって自動化されるリスクが高いということであります。

そして、90%の確率で失業する職業として「税務申告書代行者」や「データ入力作業員」、「薄記、会計、監査の事務員」などが挙げられています。米国労働省のデータ分析によるものですが、日本においても同じような結果が想定されます。

つまり我々税理士や公認会計士などの職業も安泰ではないといえますし、今後記帳代行のようなデータ入力作業なども自動化されるものと考えられます。 クラウド会計はまさにこの内容を具現しているものです。人間が入力するのではなく自動で入力作業を行い、仕訳作業も行ってくれます。

クラウド会計は時代に合った方法といえますし、今後これがスタンダードになってくるかもしれません。 新規開業された方や、今後会計に手間暇をかけずに行いたい方は、クラウド会計を考えてみてはいかがでしょうか?

クラウド会計のメリット

従来の会計ソフトでは、パッケージソフトを購入して自分のパソコンにインストールし、仕訳を入力していました。 クラウド会計ソフトを使用した場合どういった点が異なるのでしょうか? そして、メリットはどのようなものがあるのでしょうか?

 何時でもどこでもできる
クラウド会計ソフトは、クラウド上に会計ソフトが置かれ、そのソフトにインターネットを介してアクセスし、入力作業を行います。したがいまして、クラウド上にアクセル出来るデバイス(パソコン、スマホ、タブレットなど)があれば、何時でもどこででも入力作業ができます。気が付いた時にちょっと入力することも可能です。

 デバイスを選ばない
従来型の会計ソフトの場合、一般的に1台から数台のパソコンにしかインストールできませんでした。しかしながらクラウド会計ソフトの場合、パソコンを始め、スマホ、タブレットなどの携帯端末でアクセスが可能です。 また、WindowsパソコンかMacパソコンかを問いません。

 同時にアクセスできる
クラウド上に会計ソフトがあり、自社の会計データもその中にあるため、同時に二人以上の人が同一の会計ソフトにアクセスすることが可能です。したがいまして、会社側と会計事務所側で同時に会社の会計データにアクセスし、その内容について電話で検討することも可能です。ただし、クラウド会計ソフトにも得手不得手があり、すべてのクラウド会計ソフトでできるというものではありません。

 瞬時に反映される
クラウド上の会計ソフトに会社側で追加入力や訂正入力などをすると瞬時に反映され、その内容を会計事務所側で見ることができます。(クラウド会計ソフトによります。)

 銀行口座が取り込める
ネットバンキングの利用契約している銀行であれば、そのアクセス方法を登録しておけば、ネットバンキングのデータを自動でクラウド会計ソフトに取り込んでくれます。あとはその取り込まれた内容が適切に入力されているかチェックをするだけです。そして一度覚えた取引は再度同一の内容と判断できれば、自動で仕訳を入力してくれます。例えば、水道光熱費や電話代などは通帳の摘要などから判断し、「水道光熱費」、「通信費」の科目で自動で入力してくれます。 近年は利用できる銀行の数が増え、普段利用している銀行であればほとんどの銀行の利用が可能となっています。

 レシートで入力してくれる
一部のクラウド会計ソフトでは、コンビニやスーパーのレシートを写真やPDFで撮ったものをアップロードすれば、その内容をクラウド会計ソフトが判断し、自動で適切に仕訳を入力します。 入力が面倒な場合は、スキャナでレシートをまとめてスキャンしアップロードすることで入力の手間が省けます。

 災害時に会計データが保護できる
会計データがクラウド上にあるため、地震や火災、パソコンの不慮の故障などの場合でも会計データは安心です。ウイルス対策も適切に行っているため自分のパソコンで管理するよりも安全です。パソコンなどのハードの損失よりも中に入っているソフトの損失の方が甚大です。ソフトは一度失うと復元する労力は計り知れません。

 パッケージソフトを購入しなくてもよい
従来型の会計ソフトの場合はパッケージソフトを購入し、インストールするパソコンは限られていますが、クラウド会計ソフトの場合は、毎月定額の料金を支払うことで使用が可能です。買い取って使用するパッケージソフトより一見ランニングコストが高そうに思えますが、パッケージソフトでも毎年改定されるものもありますし、パソコンOSの更新や消費税率の変更の場合はその都度買い替える必要があります。

 簿記の知識がなくても仕訳入力ができる
クラウド会計ソフトの場合、簿記の知識がなくても帳簿が付けられることをコンセプトに開発されているため、感覚的に入力が可能な作りとなっています。このため、個人事業者や小規模の会社に適しているといえます。 会社の規模が大きくなってくると管理する内容が複雑多岐になってきますので、クラウド会計ソフトでは追いつかなくなる可能性があります。

当事務所で扱う会計ソフトについて

当事務所でお勧めしている会計ソフトをご紹介いたします。

 弥生会計
弥生会計
会計ソフトの中では歴史があり、機能的にも使い易さにおいてもこなれています。 伝票会計から会計事務に親しんでいる人や複式簿記を頭に描いて経理をしている人には取り扱い安いと思います。 


(お勧めポイント) 近年「弥生オンライン」サービスを始め、クラウド会計ソフトとしての弥生会計へ移行しつつあります。複式簿記から会計に親しんでいる人のクラウド会計ソフトと言えます。
お問い合わせ_竹井税理事務所